「お前にはもう、ついていけない。このパーティから抜けてほしい」 勇者パーティのリーダーである勇者テリオマから告げられた一言によって、ステイラは勇者パーティを離脱した。 彼の度し難い性格や、人間性に欠ける行いを知っている人間は彼を遠巻きに見るのみで、探索者協会の面々も彼を救済しようとはしなかった。 誰もが思った。 「奴は強かったが、終わった」 彼の堕落を願うもの、彼の追放を嘲笑ったもの、世論に流されて愚かな選択をした者たちは、やがて気付く。 彼と敵対すべきではなかったと。今更それに気付いても、もう遅いのだと知りながら。
更新:2021/6/25
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